認知症のご近所さん地域で何かできることはないのであろうか

高齢者問題

こんにちは、元介護職員、在宅でお仕事しているゆるふわです!

↓前回の話はこちらからどうぞ↓

介護認定の申請を行ってから結果が出るまでには時間がかかるの?!

ご近所さんの目的のための徘徊は誰にも止められない!

ご近所に住む母のお茶飲み友達のかずこちゃん(仮名)は、

88歳フットワークの軽いが耳がほとんど聞えなくったてきたおばあちゃんです。

昔から、近所を散歩するのが、日課の人で

人と話をするのが大好きなおばあちゃんです。

ただ、食は細く、体形は細見ですが、よく歩いていました。

基本的日常生活動作(ADL)

食事をする、排泄行為、入浴する、着脱衣を行う、 歯を磨く、 歩行する

どれも声掛けすれば、できる人です。

はじまりは、電話をかりにくることだった

かずこちゃんの旦那様が、病気になり入院することになりました。

その後、退院するも 介護施設のサービスを受けていた。

その際、朝お迎えに時間に来ないと、施設に電話するのだけれど

うちに電話を借りに来る。

「うちの電話、繋がらないんだけど、電話かしてけね」

電話番号を見せてもらい、電話を繋いであげる。

これが、何度か続いた。

なので、「少し待ってれば、お迎え来るから大丈夫だよ」

と伝えるだけで、電話を貸すことは、やめにしました。

そして、現在旦那様は施設に入所されています。

電話のかけ方を忘れてしまったのが、はじまりだった気がします。

ヨーグルト消費速度より、在庫があまりつづける

基本的日常生活動作(ADL)

金銭を管理する、在庫管理する

この部分が、危うくなってきているのを感じたのは、

生協の個配を利用していたのですが、

冷蔵庫の中に、食べないで余っているヨーグルトが

何パックもあり、それをうちで食べてくれと持ってくるようになりました。

それが、数がドンドン増えていくのです。

食べればいいのにというと、冷蔵庫に入れとくと

「嫁さんにおこられっから」

?????

なんで、怒られるんだろう。

あそこの家7人いるよね?

家族みんなで食べればあっという間になくなるだろうに?

お嫁さんとかずこちゃんは、どうやらうまくいっていないようで

一緒には住んでいるけど、お嫁さん家族はお嫁さん家族。

かずこちゃんは、旦那様とかずこちゃんという感じになっていたようだ。

そして、ついに生協の個配は解約したようです。

認知症が進むまでは、それでも問題はなかっただろう。

台所出禁になったらしい

次に起こった現象は、かずこちゃんが夕方になると

「ごめ~ん、ごはん少しない?」とうちに来るようになった。

冷蔵庫に鍵でもかけられたのか?!

今も推測の領域をでないけれど、台所は出入り禁止になったようだ。

1日5回は 同じことを聞きに来るようになった。

最初は、少しご飯をわけていた。2週間くらい続いた。

家でもご飯は出されているだろうから、食べすぎるとそれもよくない気がしたので

うちでは、ご飯は炊かないことにしたのだが、

別の家に行くようになっただけだった。

そして、他の家では、行政にまで相談したそうだが

いまだ改善されることはない。と思っていて

しばらく来ないなと思っていたら、転倒して、骨折入院してたそうだ。

しばらくして、また来るようになった。

骨折したのに、もう元気に歩いておられる。

心配なのは、冬なのにパジャマ姿のまま家に来ることだ。

家族の目を盗んでくるのであろう、母が話をしようと言っても

ご飯調達の事しか頭にないのである。

「待っていればご飯出してもらえるでしょ」と言っても

「何時にでてくるか、わからないし」という。

嫁と姑

きっと長い年月の間に、深い深い溝が出来てしまったんだろうなと

なんだか、悲しくなるのでありました。

地域で出来ることはないのだろうか?

かずこちゃんの話は、他人ごとではない。

いつ、自分の親がそうなってもおかしくはないのである。

認知症がすすんでいるのに、足腰が丈夫なものだから

外に出てしまうし、外から鍵をかけるわけにはいかないし

家族の目が届きつづけるのは、限界がある。

でも、もしご近所さんたちとコミュニケーションをとっていたら

状況をかくさず、説明して見守っていただく方がいいのではないかと

私は思うのですが、かずこちゃんの家族は秘密主義?!

親の事で、頭を下げてあるくことは、私はできるけど

確執のあった嫁・姑の間柄で、姑のために頭を下げるなど

やりたくはないだろうなと思います。

うちであったことは、特にご家族に伝えに行ったことはないが、

他のご近所さんは、情報があるので、直接行くなりしているのではあろうと思います。

これから、認知症の高齢者が2040年には、

高齢者の6、7人に1人が認知症にあたると推測されている中で

地域で出来ることは、ないものかと私はかずこちゃんをみていると

考えさせられます。

とはいえ、今日もやれることをやるだけです。

今日も、読んでいただき、ありがとうございました。

元介護職員、在宅でお仕事しているゆるふわでした。

次回に続きます。

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