在宅介護、1日1笑顔でオールオッケー!!

介護

こんにちは、元介護職員、在宅でお仕事しているゆるふわです!

↓前回の話はこちらからどうぞ↓

健康長寿にもつながる「外出」は新しい脳のシナプスをつくるのに最適です!

父のスポーツ仲間の奥様がお亡くなりになりました

父のスポーツ仲間の江川さん(仮名)は、お豆腐屋さんです。

江川さんとは、家族ぐるみで交流させていただいていました。

私の息子にも、こちらに来るときには、かならずお菓子などを頂いたものです。

我が家には、自家製のお豆腐、油揚げをたくさん持ってきてくれていました。

同じ県に住んでいるとはいえ、車で1時間くらいはかかるところに住んでいるので

ひんぱんに会うということは、ありませんでしたが

笑顔の素敵な奥様とも花を交換したり交流していました。

父は、江川さんが中心となっているスポーツ審判講習会は

遠いのに、ウキウキと楽しそうに出かけたものでした。

奥様は、ガンで抗がん剤治療などしていたようでしたが、

昨夜お亡くなりになりました。

人の死と向き合う

今現在、人はいずれ亡くなるのですが、

元介護員の私は、何人か看送っていて

最初に人が亡くなるんだというのを体験したのは

特別養護老人ホームに入職して半年後のことでした。

何気なく、いつものように 私ともう一人の介護員と

昼食の食介をしていました。

いつもと同じようなペースで本当に何も変わった様子はなかったのです。

あらかた食べ終わった後、もう一人の介護員さんが食介していた

入居者様がしゃっくりをし始めました。

ずいぶん、止まらないな???と思ってみていたら

顔色が真っ青になってきて、呼吸困難になりました。

もう一人の介護員がタッピングをしても容体がかわらないので

看護師を呼びに行きました。

私は、その間 タッピングを行いました。

すぐに看護師3人が来ました。

吸引機を使い対処するも変わらず

ご家族様に連絡し、病院救急搬送となりました。

私は、違和感を感じていました。

なんで、この対処なんだろう?

でも、派遣職員の分際で看護師に意見する?

いや、しないよね。3人もいるんだよ。

でも、入居者様息してないよね。。。

私の目の前で、入居者様が初めて お亡くなりになりました。

つい、さっきまで、パクパクご飯を食べて二パッと笑っていたのに

人はいつお亡くなりになるかなんて、誰にもわからないと思いました。

この入居者様は、救急搬送されて一命はとりとめたようでしたが、

自発呼吸が出来なくなりました。

ご家族様は、みなさんで家族会議をし、呼吸器をはずしたようでした。

私たち介護員に訃報が伝えられたのは、その日の夕方でした。

後日、ご家族様より私たちに伝えられた言葉は

「父は、やせておらず最後まで楽しく食事を楽しめたのだと思います。

本当にお世話になり、ありがとうございました。」

そうです。ご家族様からのクレームもなく、感謝されたのに

私はとてもやるせない気持ちともっと何かできることがあったのではないか

という思いにさせれられた入居者様の死でありました。

約1週間、モヤモヤ過ごしました。

人はお亡くなりになるなら私は何ができる?

最初は、自分の経験値不足や思ったことを口にできないことを

自分を自分で責めていました。

もっと介護や病気やいろんな知識を増やさないとダメかとか

思考がグルグルしていました。

不足ばかりをみて、肝心なことを忘れていました。

誰かの言葉で気づいたとかは、ありませんでしたが

不安や自分の気持ちを聞いていただいたその時の同僚たちには感謝しています。

結局、答えは 自分の中にありました。

人は、いつお亡くなりになるのかは、わからない。

では、今日入居者様に対して、私ができることはなんだろう?

と考えて介護をするようになりました。

私が入居者様に対して共通していたことは、

まず入居者様に興味を持つ

好きな食べ物、お話し、スポーツなんでもいいのです。

業務がたくさんある中で、できる限り会話して もしくは

ご家族様にお話しを聞いて、話が出来ない人でも

オムツ交換をしながら、私は勝手に入居者様にお話ししたりしてました。

意思疎通できる入居者様なら なおさら

今日は何会話して、笑かそうかな 

そして、ともに笑う!

これが私の介護職時代の日課になりました。

今日できる限りのすべてを今日やろうと変わったのです。

イレギュラーなことが多々起こり、たくさん会話出来ない日も

ありましたが、1日の仕事終わりに

今日もやれることは全部やった、やり切った OK!!

と帰宅していました。

なので、先ほどの入居者様以外は、落ち込むことがなくなったのです。

そうです。

今ここ 自分のやれることを精一杯やれていれば

後悔するということがないのです。

私は 両親に対しても同じような気持ちでゆるく在宅介護していますが

もし、仮に今日両親が亡くなっても、悲しいとか寂しいはあると思いますが

落ち込むとか、やりきれなかったとかもっと親孝行すればよかった

などと自責の念はない在宅介護を1日1日、やりきっています。

両親それぞれの1日1笑顔みれたら、自分も笑ってオールオッケーと決めています

今日も、読んでいただき、ありがとうございました。

元介護職員、在宅でお仕事しているゆるふわでした。

次回に続きます。

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